どうして日本では「カフェインレスコーヒー」が浸透していないのか各方面に徹底取材してみた。


 

日本ではカフェインレスコーヒーは馴染みが薄い存在で日系のコーヒーショップではまず見掛けません。外国人がよく滞在するホテルやスペシャリティコーヒーショップではメニューにあったり、都内でも外国人が多く集まるスーパーマーケットにはたくさん売られていたりします。ということでなぜ日本ではカフェインレスコーヒーがあまり浸透していないのかを調査してみることにしました。

カフェインについて参考までに・・・
「妊婦さんがカフェインを絶対避けたほうがいいという世界の医学論文まとめ」
http://blog.bioissimo.jp/blog/647/

 

カフェインレスの基準を調べたら驚くべきことが!

コーヒーの名称に付いているカフェインレス、デカフェ、ノンカフェイン(便宜上「カフェインレス」と呼びます。)は実はどれもカフェインがゼロではないが除去されている状態を言います。まずは、どれだけカフェインが除去されていればカフェインレスと呼んでいるのかを調べてみることにしました。

http://www.dreamstime.com/royalty-free-stock-images-decaf-coffee-sign-image29091959

最初に日本のカフェインレスの基準を調べてみます。

  1. まず、ラバッツァコーヒーの輸入元である片岡物産お客様相談室に電話してみました。あまりよく判らず詳細は厚生労働省が管轄と思いますとのこと。
  2. 厚生労働省に電話したところ管轄ではなく消費者庁ではないかと。
  3. 消費者庁に電話したところ担当者の方から以下の回答を入手!
「実は日本には基準がないんです・・・」

次にヨーロッパの基準です。

 
  1. 先ほどの消費者庁の担当者様との電話でヨーロッパのことを聞いたが判らないとのこと。全日本コーヒー公正取引協議会に聞いてみては?とのこと。
  2. 全日本コーヒー公正取引協議会に電話したところ「それは知りません。」と寂しい回答。
  3. 気を取り直して今度は似たような法人の社団法人全日本コーヒー協会に電話。するとなぜかさっきの方がまた電話口に!!
  4. 再度気を取り直して今度は全日本コーヒー商工組合連合会に電話するも、それは社団法人全日本コーヒー協会に電話してと言われて振り出しに戻る。
  5. 何回かお世話になった在日イタリア商工会議所の担当者(イタリア人)に聞くもやはり判らず。でも欧州ビジネス協会で聞くのはどうか?と。
  6. 欧州ビジネス協会のご担当者様も丁寧な対応でしたが判らず。
  7. 輸出国であるイタリア大使館の商務部に聞いてみようと思い電話するとそういうのはイタリア貿易振興会に聞いてとのこと。
  8. イタリア貿易振興会に電話するとメールかfaxで会社名書いて正式に依頼して追って別途お答えしますと。
  9. 仕方ないのでここでもう一度自分で調べました。
The Institute for Scientific information on Coffee (ISIC)
http://www.coffeeandhealth.org/all-about-coffee/decaffeination/

ISICとは「コーヒー科学情報研究所」といってコーヒーと健康に関連する科学の公開と研究に費やす目的で1990年に設立されました。ヨーロッパの主要大手コーヒーメーカー7社(イリー、ネスレ、ラバッツァ等)がメンバーになっています。このサイトによれば;

「EUの規則によればカフェインレスコーヒーは焙煎したコーヒー豆で0.1%以下のカフェイン残留、インスタントコーヒーで0.3%以下のカフェイン残留となっている。」

参考までにビオイッシモで取り扱っているコーヒーはこのルール通りになっています。

カフェイン除去率

 

日本でノンカフェインが浸透しない理由を勝手に想像してみる

驚くことに日本にはカフェインレスと呼ぶ基準さえありませんでしたが、この原因は恐らく近代コーヒー史に隠されているのではないかと思います。戦後のコーヒー史によればコーヒーは1938年戦時体制強化により軍需物資扱いになりやがて禁止されましたが、一部高級軍人向けに輸入は続いていたそうです。再び一般の日本人がコーヒーを口に出来たのは1950年の輸入再開以降でしたが物品税が50%も科せられるなど高嶺の花だったようです。その後はこだわりマスターがいる個人のコーヒーショップが流行っていた時代もあり、戦後は何となく敷居の高い飲み物からスタートした感があります。このようにコーヒーは好きな人が飲む嗜好品なのでそういう方だけに飲んで頂ければ良い、カフェインが気になるような人は飲んで頂かなくても結構という考え方が日本では長く続き、その名残でカフェインレスしてまでコーヒーを飲もうとする方が少ない原因なのではと勝手に想像します。

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こだわりの喫茶店(イメージ)



 

カフェインレスコーヒーで楽しいひとときを!

1990年代終わりに日本に進出したスペシャリティコーヒーショップではカフェインレスコーヒーを作って貰うことができます。欧米の人達にとってコーヒーは生活・文化の一部になっていて昼間はカフェイン入りを飲むけど、夜はカフェインレスにする等TPOで飲み分けたり、コーヒーは好きだけど健康を気にして敢えてカフェインレスを選んでいる等、日本人よりもコーヒーを上手に自由に楽しんでいるような印象を受けます。日本では妊婦さんの利用も多いカフェインレスコーヒーですが、飲んでみると想像以上に美味しいので、これをきっかけにTPOに合わせてカフェインレスコーヒーを選んで頂けるようになると生活がより楽しくなるかもしれませんね。

ビオイッシモで取り扱うカフェインレスコーヒーはコチラ!

ILL0001-01
イリーエスプレッソ 粉(デカフェ)
http://www.bioissimo.jp/3801/

 

LAV0001-01
ラバッツァ デカフェ(カフェインレスコーヒー)
http://www.bioissimo.jp/3807/

 

SEG0001-1
セガフレード・ザネッティ デカフィナート
http://www.bioissimo.jp/3818/

 

MOU0001-1
マウント ハーゲン オーガニック カフェインレス インスタントコーヒー
http://www.bioissimo.jp/3811/

 

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